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Q&A

睡眠時無呼吸症候群Q&A

Q1.睡眠時無呼吸症候群とはどんな病気ですか?

A1.上気道(鼻から咽まで)のどこかに狭い所があると、睡眠中に「いびき」が出ます。
 狭い所がさらに狭くなり睡眠中に閉塞してしまうと、「いびき」が無呼吸になります。  
 一時的な軽い「いびき」や無呼吸なら問題ないと思いますが、毎日ひどい「いびき」や無呼吸が起こると、 熟睡しているように見えますが、呼吸が抑制され眠りが浅くなり睡眠不足になります。 この結果、起床時の頭痛や日中に強い眠気が出たり、集中力が低下したりします。
このような症状が出ると、睡眠時無呼吸症候群を強く疑いますので、検査が必要です。 そのままにしていると、仕事中や車の運転中に居眠りして事故や災害を起こす可能性があります。
  また、生活習慣病にもなりやすくなる可能性があります。

Q2.睡眠時無呼吸症候群の原因は何ですか?

A2.睡眠時無呼吸の原因は 睡眠時無呼吸は、上気道が閉塞することにより起こります。
  閉塞の原因は、咽が狭かったり、首周りに脂肪が付いたり、扁桃が肥大していたり、アデノイドが大きかったり、 顎が小さく舌が落ち込んだり、舌が大きかったり、鼻が詰まっていたりと様々です。
  欧米人の睡眠時無呼吸症候群の患者さんは肥満の人が多いのですが、日本人の睡眠時無呼吸症候群の患者さんで肥満の人は少ないです。お酒を飲んで寝ると、上気道の閉塞が強くなるため、「いびき」や無呼吸が悪化します。  
  睡眠時無呼吸症候群の方は寝酒は良くありません。

Q3.睡眠時無呼吸症候群の治療は何ですか?

A3.睡眠時無呼吸症候群の治療はレントゲンや内視鏡検査の上で簡易検査と精密検査を行って決めています。
  簡易検査は自宅で行い、精密検査は徳山医師会病院で1泊入院して行います。  小さいお子さんの場合は、両親の話を参考にしたり、寝ている時にビデオで録画してもらい、診断に役立てています。
  その結果を総合して睡眠時無呼吸症候群と判断した場合に、CPAP(シーパップ)という器械やマウスピース、咽の手術を選択しています。


アレルギー性鼻炎Q&A

Q1.アレルギー性鼻炎とは何ですか?

A1.アレルギー性鼻炎は、くしゃみ・鼻水・鼻閉を繰り返す病気です。
  アレルギーの原因物質(スギやヒノキなどの花粉、ハウスダスト、ダニなど)が体内に入ると、体がそれらを敵とみなして抗体(アレルギーの見張り役)を作ります。 その後で、アレルギーの原因物質が再び入ると、抗体がそれらに反応して排除する指令が出ます。 この指令により、くしゃみ・鼻水・鼻閉が起こります。少しくらいは気になりませんが、たくさん起こると日常の生活に支障が出ます。これらをアレルギー性鼻炎と呼んでいます。
  大人になってからアレルギー性鼻炎になる人が多いのですが、近年、子供のアレルギー性鼻炎患者数が多くなっています。

Q2.アレルギー性鼻炎はどうやって治すのですか?

A2.アレルギー性鼻炎は完治しにくい病気です。
  多くは、症状を緩和する治療です。 完治する可能性のある治療法として減感作療法があります。アレルギーの原因物質がスギの場合はスギのエキスを皮下に注射していく治療です。当院では行っていません。
  症状を緩和する治療ですが、内服治療・レーザー治療・手術治療があります。内服治療・レーザー治療は当院で行っています。
  手術治療は徳山医師会病院にて行っています。
  内服薬は人によって効果が違うので、効く薬が見つかるまで色々な抗アレルギー剤を処方しています。
  レーザー治療は30分~40分間の麻酔をかけてから、5分~10分間で終了します。入院は必要ありません。
  ステロイドの筋肉注射をする診療所もあるようですが、副作用のことを考え、当院では行っていません。 多くの耳鼻科診療所と同じように、ヒスタグロビンという注射を打っています。

Q3.レーザー治療は痛いですか?いつすればいいですか?

A3.レーザー治療は麻酔を十分にしますので、ほとんど痛みはありません。レーザー治療後も、まず痛むことはありません。ただし治療後に鼻水・鼻閉・鼻出血の可能性があります。
  レーザー治療行った鼻粘膜は2~4週間で傷が癒えるので、花粉症に対するレーザー治療はシーズンの1~2か月前に済ませておくと良いと思われます。
  シーズン中のレーザー治療は鼻症状が強くなるので、お勧めしていません。 1年を通して花粉症があって、レーザー治療を1回行っても効果が出ない場合は、2回か3回行うこともあります。 お気軽にご相談下さい。

Q4. 舌下免疫療法とは、どんな治療ですか?

A4. 舌下免疫療法とは減感作療法とも呼ばれ、アレルギーの原因であるアレルゲンを少量から投与することで、からだをアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を和らげる治療法です。
 アレルギー症状を治したり、長期にわたり症状をおさえる可能性のある治療法です。アレルゲンを投与することから、アレルギー反応がおこる可能性があり、まれに強い症状が出る可能性があります。治療は長期間(3~5年)かかります。全ての患者さんに効果が期待できるわけではありません。